ずちゅっとローションの卑猥な音が聞こえたのが恥ずかしかったが、焦らすようにじわじわゆっくりと入ってくる圧倒的な存在に思考が霧散する。シーツを固く握りながら、恵は宿儺に言われた通り、ピッタリと足も尻も閉じて、擦れる感覚を味わった。
今までは正常位とかバックが多くて、大体は足を広げてアヌスを曝け出していたのを、今夜は寝バックでやりたいと向こうが言い出した。
付き合う前、恵が圧迫オナニーしかしてこなかったせいでキツめに扱かないとイけないというのは大分前に知られていたが、宿儺は恵の腸内を弄るのが好きだったからか、あんまりその事について触れられたことはなかった。
マンネリ化は宿儺と縁遠い言葉だが、新しいことをしたくなったらしく、その時に恵のペニスのことを思い出したらしい。
防水シーツを敷いて、その上にうつ伏せで寝転がり、ピッタリと足を閉じて、顔が見えるように横を向けと言われた。自分の意志で意識して足を閉じ続けろとねっとりとした甘い声で言われて、腹がずくんと反応した。勝手に足を開いてはいけないということだ。
だから、恵はシーツを握り締めながら、一部の隙間もないくらい足を閉じている。その尻肉を掻き分けて、宿儺の極太で凶悪なペニスが入ってきているのだから堪らない。足を開いていたときには感じなかった擦れる感覚が、宿儺のペニスをより長く錯覚させる。雁首がアヌスの入り口でぐぽぐぽと穴を捲るように遊んでいるのも、いつもより宿儺のペニスに触れているからか、もっと奥の方で弄ばれてるかのように感じて、じゃあこれ以上入れられたらどうしようという不安と期待を煽る。S状結腸部に辿り着く前に、前立腺だけでかなり理性が飛びそうだ。
ふーっ、ふー…と呼吸を荒くさせながら耐える恵みをあざ笑うように、宿儺のペニスがググッと入ってきた。宿儺の陰毛を感じるくらい入れられた時、腰にかかる体重がやばくて、圧迫された恵のペニスが限界を超えて達した。気持ちいい。腹の中が蠕動したのは勿論宿儺にバレていて、「楽しそうで何よりだ」と耳元で囁かれた。今は達していて全身が敏感なのに、そんな低くて甘い声で笑われたら、と恵は涙を浮かべてまた腰を震わせる。
「ここからお前のだらしないのを圧迫してやるからな、期待してていいぞ」
「あ…ッ!」
それからはもう酷いものだった。体格が良くて筋肉の鎧に覆われている宿儺の体重で恵の全身をベッドに押し付けられるだけで、恵は涙も唾液も垂れ流しながら気持ちよさに震えた。何度も出した精液のせいで臍まで濡れたし、途中でうっかり力が抜けて尻を閉じれなくなると、尻を軽く叩かれて、何度も気持ち良くなるために閉じるんだと教え込まれた。
その間に宿儺がイったのは2回だけである。感じさせることができていないのではなく、宿儺のせいで恵の快楽の拾い方がおかしくなっただけだ。叩かれたことにすら感じて震えてしまうようになった。
宿儺は恵が達している時の震えを腹の中に入れた状態で感じるのが好きだから、いつも自分よりも恵の快楽を優先する。
弄ばれているのに、あまりにも体の相性がいいし、こんなに気持ちいいのを今更手放せない。
恐らく恵のペニスはもう普通に扱いたとしても達せないだろう。宿儺のペニスが入った状態でなきゃ勃起すらしないかもしれない。
体を作り変えられているのに幸せで仕方がないのは何故なんだろう。恵は宿儺の精液が注ぎ込まれているのを感じながら、普通には戻れないことへの妙な嬉しさを覚えていた。

