脱毛について

 宿儺はすっかり何もかも剃られて何もなくなってしまったデリケートゾーンを見て、恵に気付かれぬよう嘆息した。今気分を高められている恵は早く宿儺にこの奥を弄られたくて堪らないだろう。膣から溢れ出る愛液を指で掬い、捏ねくり回すと恵が「アァッ!」と反応した。それは可愛いが、全く毛のないデリケートゾーンには少し思う所がある。
 そもそも、付き合い始めの頃は美容に対してあまり興味がなく、化粧もナチュラルというよりは薄くて必要最低限にしかしていないような女だった。当然、無駄毛などにもあまり関心はなく、見える範囲の所を夏の間だけ処理するだけだったので、恵の背中やデリケートゾーンには無駄毛が生えていて、密かに宿儺は興奮していた。他人には見せない無防備な姿に昂るなんて普通の感性が宿儺にもあったのだ。己でも意外だったが、大きく広げた足の間に見える、赤くテラテラとした不可侵領域を守るように生えた黒い陰毛を掻き分けて、押し入る感じがかなり良かったし、陰毛を逆立てるように撫でると恵がかすかに気持ち良さそうに反応するの好ましかった。愛液で濡れてビショビショになった陰毛がはりついているのもかなり淫猥でいつだって見ていたいほどだったが、恵は友達との会話でデリケートゾーンの処理をするとかなり生活が快適になると知って、脱毛することにしたのだ。
 恵はその事について宿儺に一切相談しなかった。恥ずかしかったのか、こっそりと処理しようとしていたのだが、勘のいい宿儺が気付いてしまい、剃毛プレイなんて事をして大いに盛り上がったのだが、その後恵は医療脱毛クリニックに行ってしまい、完全に生えないようにすることを決めたのだった。
 無論、一回のレーザーでは完全に生えなくなるわけではなく、数回にわたって完全に脱毛するのだが、全てを剃られて曝け出されている恵のデリケートゾーンが今後毛に覆われている卑猥な姿を見せることはないのだと思うと非常に残念だった。
 毛の中に埋もれる恵の敏感な所を舌で刺激する時、独特のにおいが鼻を刺激するのも楽しみの一つだったのに。まあ、剃毛してやった時の恥ずかしがりようは普通の時には見れないものだったので悪くはなかった。悪くはなかったが、しかし、せめてVだけは残してくれないものだろうか、いや、本音を言えばIも残してほしかったが、恵はハイジニーナにすると決めたらしい。衛生的だし、と恵が決めてしまったので、宿儺がどう言い聞かせようとも従うはずもなかった。
 そもそも、宿儺と恵は互いに好き勝手できて遠慮はいらない相手だからこそ付き合っているのであって、相手に対し過干渉なことも、何かを強要することも基本的にはない。恵は宿儺のやることなすことにアレコレ言わない代わりに、宿儺にも口出しさせないし、宿儺もそれで快適だったからなんの文句もなく過ごして来たが、まさかの唯一恵が成し遂げるのを妨げたいのがVIOの脱毛とは宿儺自身思いもよらなかった。
 舌を尖らせて、完全に曝け出された陰核などを刺激してやりながら、膣に指を掛け、少しずつ拡張し、ぬるぬるとあたたかく柔らかい宿儺しか知らない穴蔵を舌で犯す。指やペニスよりも物足りないであろうに、宿儺に味わわれていると思うと興奮するのか、恵はクンニでかなりよがる。今も宿儺の頭を両手で掴んで、「ひゃうッ」とか「や、あっ、んん」とか喘いで悶えて快楽を覚えている。まあ、脱毛したところで、恵の敏感さが衰えることはないし、たまにはライトを当てて観察してやるなどの嫌がらせをしてやろうと宿儺は舌だけでイってしまった恵を見ながら思うのだった。

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